欧州の最新事情がわかる!TAMのロンドン子会社によるセミナーを開催しました
TAMでは自社のコワーキングスペースを使って定期的にセミナーを開催しています。今月は、ロンドンの子会社TAMLOの石野が一時帰国したことに伴い、12月4日~12月14日にかけて「ロンドンセミナーウィーク」と題したイベントを企画。大阪と東京で計6回、4つのプログラムを実施し、のべ120名の方々にお越しいただきました。
今回は、そのなかから「ロンドンに学ぶ。海外ソーシャルマーケティング事情」(大阪・東京)と「海外向けのウェブサイト戦略に必要なこと」(大阪・東京)の2つのイベントの模様をレポートしたいと思います!
ソーシャルリスニングをクリエイティブに生かす
それでは、さっそく「ロンドンに学ぶ。海外ソーシャルマーケティング事情」(大阪・12月4日、東京・12月7日)について。TAMLOがロンドンで提携しているクリエイティブ・ソーシャル・エージェンシーMedia Bounty社の成功事例をもとに、マーケティング手法の一つとして欧米ではどのようにソーシャルメディアが利用されているかを解説しました。
題材となったのは、大手保険会社ならびに大手日用品メーカーのキャンペーン。ブランドメッセージをいかにリーチさせ、消費者にエンゲージしてもらうか具体的な手法が語られていきます。Twitter、Facebook、Instagram、YouTubeなど様々なソーシャルメディアの名前が出てきましたが、印象的だったのがTwitterを使ったソーシャル・リスニング。日本でもソーシャル・リスニングは広く試されていますが、ソーシャル上での消費者の声をただ拾うのではなく、いかに次のクリエイティブに落とし込むかが英国流。実際キャンペーンの動画を見て、「なるほど!」と感心させられることが多かったです。
ちなみに、大阪会場では、グラフィックレコーディングを使った課題解決セミナー「えがこう!」を主催する弊社デザイナーの日高が、このイベントの模様をライブでビジュアル化。模造紙4枚分の力作が出来上がりましたので、詳細内容が気になる方はぜひこちらの画像を参考にしてみてください!
ウェブメディアをグロースさせるための必須条件とは
次に「海外向けのウェブサイト戦略に必要なこと」(大阪・12月5日、東京・12月8日)のイベントです。TAMLOがサイトの成長戦略をコンサルティングしている、訪日外国人向けメディアMATCHAの成功事例を取り上げます。
MATCHAは日本語だけではなく英語、スペイン語、タイ語など10言語で日本の観光/旅行情報を発信している、注目のスタートアップメディア。TAMLOでは今年の9月から、とりわけ英語版に注力してそのグロースをお手伝いしてきました。結果、12月までのわずか3ヶ月でトラフィックが倍増。会場では、そのノウハウを参加者のみなさんが熱心に聞かれている姿が印象的でした。
石野によれば「メディアの数字は検索流入、参照流入、直接流入によって作られる。自分たちのメッセージとオーディエンスをしっかりと設定し、どのようなバランスで流入戦略を取るかが大事」とのこと。SEOを意識した記事の作成から、SNSの投稿カレンダーの作成、トップページの特集企画など、話は多岐に渡りました。
なお、そうした話をもとに、イベントの後半ではワークショップも実施。とある記事のタイトルをグループになって考えたり、フェイスブック用の投稿文と配信時間について考察したりするなど、楽しい時間となりました。
今後も、TAMではTAMLO石野の帰国に合わせて海外の様々な情報を取り上げるセミナーやワークショップを開催していく予定です。告知はTwitterやFacebookで行なっていきますので、ぜひフォローしてください。
最後に、ご参加いただいた皆様ありがとうございました!