林 由利子さん(TAMデザイナー)、癒しのイラストで出版デビュー。
林 由利子さんはTAM勤続9年のベテランデザイナー。
現在は、TAMの動画制作チームTENT SAUNA PARTYのメンバーとしても活動しています。TENT SAUNA PARTYの主な活動は、琵琶湖の湖畔に屋外サウナのテントをはり、サウナをベースに身も心も自然と一体になる今注目されつつある屋外サウナ愛好者の活動です。
そんな彼女が今回、イラストレーターとして初の書籍を出版することが決まりました。タイトルは「はじめてのサウナ」(リトルモア 3月12日発売予定)。なんと、「コップのフチ子さん」の生みの親としても知られるマンガ家タナカカツキさんとの共著です。
念ずればいつか叶う!出版に到るまで
はじまりは、タナカカツキさんとTAMが7年前に開発した「KAOHAMATION」というアプリのプロジェクトでした。当時このプロジェクトを率いていたのが現在TENT SAUNA PARTYを主催する藤山さん。学生時代からタナカカツキさんのマンガの大大大ファンだった林は、この話を聞きつけ、プロジェクトの打ち合わせへ同行させてもらうことに。
このアプリ開発をきっかけにコラボレーションや交流の機会が増えてきたカツキさんとTAM(というか、林)交流を通し、カツキさんからは多くのことを学ぶことになります。その中でもサウナ。サウナ大使でもあるカツキさんから伝授された「サウナの作法」はどれも目からウロコの連続となり、TENT SAUNA PARTY結成のきっかけとなりました。
(左:林由利子(ほりゆりこ) 中央:マンガ家 タナカカツキさん 右:編集者 リトルモア加藤さん)
テントサウナで発見した自分の新しいエッジ
そういったわけで、カツキさんを通してサウナの世界にどっぷりと浸かっていった林。TENT SAUNA PARTYとしての活動も活発化していきます。
そんなある日のこと、ほくほくのテントの中でサウナを楽しんでいる林に天啓が(笑)。
「なんか、とっても絵が描きたい!」
もともと絵は好きだったものの、大学での専攻は「彫刻」。社会人になってからもWebデザイナーとして自分のクリエイティビティを活かしてきました。イラストはただの趣味だと思っていたのに––。林いわく、テント・サウナの神秘的な空間で右脳が冴えた結果、先のインスピレーションが湧き、実際に筆を動かしてみたところ「意外と描けた」のだとか。
はじめはInstagramや、TENT SAUNA PARTYの活動のなかでのみイラストを公表していたのですが、作品を見た多くの方々からイラストの依頼が来るように。今回の出版の話も、三月の水というTENT SAUNA PARTYのプロモーションビデオで使われているイラストを見てオファーが舞い込んできたのでした。
新しいことへの挑戦と不安
大ファンだったカツキさんと共著で本が出せると期待の一方で、ファンだからこそのプレッシャーや、そもそもカツキさんがマンガ家なのに「なぜ?」という不安もあったそうです。
カツキさんは『サ道』というサウナ本をすでに出版していますが、今回の新しいサウナ本は「まだサウナによる本当の心地よさを体験したことがない人のきっかけになる本」にしたいという思いあったとのこと。その世界観を演出できるのは林さんのイラストしかない、という思いもあり今回のような役割分担が実現したのだとか。
「好きなことを続けていた結果、仕事につながったのがとてもうれしい。描き続けてなければお声がけはいただけていなかっただろうし、描き続けるためには好きでいつづける情熱が必要」と笑顔で語る林。輝き続けるTAMメンバーの一人です。
林由利子さんとタナカカツキさんの「はじめてサウナ」は3月12日に発売です!
(広報 平野由衣)