AMP検索結果に表示された際のキーワードを見る方法
今回は、AMP対応したページがどういったキーワードで、AMP検索結果に表示されたかを調べてみたいと思います。
※弊社のブログも、5月にAMP対応致しました。
AMPについての詳細や実装方法については、過去記事をご参照ください。
- AMP (Accelerated Mobile Pages) について
- WordPressにAMPプラグインを導入し、Googleアナリティクスで計測できるようにするまでの流れ
- AMP HTMLをチェックする
AMP検索結果に表示される条件
AMP対応したページがあっても、AMP検索結果に必ず表示されるとは限りません。
検索クエリに適していると判断されたAMPページが検索結果のトップニュースに表示されるようです。
表示される場所は、検索結果の「トップニュース」枠に表示され、下記左側のようなカルーセル表示か、検索クエリでの対象記事が少ない場合は右側のリスト表示のような形で表示されます。
参考サイト:
App IndexingとAMPについてGoogleに何でも質問してみよう #inhouseseo
キーワードをGoogle Analyticsで見てみる
AMP専用のプロファイルを選択して、
[行動]>[サイトコンテンツ]>[すべてのページ]を選択。
セカンダリディメンションの[広告]>[キーワード]で絞込む。
そうすると、キーワードの部分は(not set) (not provided)となってしまい、Google Analyticsでは検索キーワードは取得できない事がわかります。
- (not set) → Googleが何らかの原因でうまく情報を取得できなかった場合
- (not provided) → SSL化によりキーワード情報が取得できない場合
キーワードをSearch Consoleで見てみる
対象のプロパティを選択して、
[検索トラフィック] > [検索アナリティクス]を表示します。
方法1:ページをフィルタリング
AMPページのみを抽出するよう、ページをフィルタリングします。
①「ページ」を選択
↓
弊社のAMPページは、URLの末尾に「/amp」が付くので、下記のようにフィルタを設定。
そうするとAMP検索結果に表示されたAMPページが絞りこまれて表示されます。
②「クエリ」を選択
特定のページに絞り込まれている状態で「クエリ」を選択します。
そうすると、該当ページがAMP検索結果に表示された際のキーワードを確認する事ができます。
方法2:検索での見え方でフィルタリング
Search Consoleの検索アナリティクスに、検索結果の表示方法でフィルタリング出来る機能が追加されておりますので、その機能を使用してみたいと思います。
「検索での見え方」の説明は、Search Consoleヘルプにて詳しく説明されております。
検索での見え方でのグループ化は、下記の少なくとも 1 つの検索結果の機能に対する表示回数がある場合のみ利用できます。それ以外の場合、このグループ化の方法は表示されません。
Search Console ヘルプ
参考URL:Search Console ヘルプ > 検索アナリティクス レポート
①「検索での見え方」を選択
上記の設定で、AMP検索結果に表示されたページのみに絞りこまれて表示されます。
②「ページ」を選択
「検索での見え方」で絞りこまれている状態で、「ページ」を選択して該当ページを表示させます。
そうすると、先ほどの方法1でページをフィルタリングした時と同じデータが表示されます。
後はページをフィルタリングした時と同じ手順で、キーワードを見たいAMPページを選択→「クエリ」を選択 と進んでいくと方法1と同じ結果が表示されます。
感想
今回Search Consoleで調査して、「画像」というキーワードでAMP検索結果に表示されていたAMPページは、通常ページであれば検索結果1ページ目にはまず表示されないキーワードだと思います。
AMPページは、上位表示は難しいと思われるキーワードでも、検索クエリに適していると判断されれば、検索結果の1ページ目に表示される可能性があります。
そういった点でも、AMP対応する事で思わぬ流入アップが見込めるかもしれないと感じました。
※ただし、ビッグキーワードは検索ボリュームはあっても、ニーズが明確ではない為、ユーザーが求めている答えとマッチしない可能性も高くなります。
注意点
今回、Search Consoleで得たキーワードでのAMP検索結果を確認したかったのですが、確認できませんでした。。。
AMPページはフレッシュな情報を表示させる為、短期間で検索結果が変わってしまいます。
また、Search Consoleにデータが反映されるには3日程時間がかかります。
上記の結果を見てもわかる通り、該当ページが表示された期間は4日間になります。
従って、Search Consoleに反映された時点で、すでにAMP検索結果には表示されていないという可能性もあり、実際に該当キーワードで表示されたかどうかを確認するのは難しいかもしれません。
対応したAMPページが実際に表示されているか確認したい場合は、Search Consoleをこまめにチェックしておくのが良いかもしれません。