【MT】MT5からMT6へのバージョンアップ手順まとめ【Movable Type】
2015年9月にMT5系のサポートが終了しました。
Movable Type 5からMovable Type 6へのバージョンアップを何度か対応しましたので、手順についてまとめます。
アップグレードする際の注意として、現在のMT5がインストールされているサーバーで
MT6の動作要件を満たしているかどうかを事前に確認しておくことが必要です。
PerlやMySQLのバージョンによっては、サーバーのバージョンアップや移転なども検討が必要になります。
必要インストール環境と、ブラウザ動作環境
http://www.movabletype.jp/documentation/mt6/installation/system.html
MT6のライセンス、サーバー環境の準備が整ったら、
バージョンアップ作業にかかります。
基本的な流れは、公式ドキュメントに沿って進めます。
Movable Type 6 へのアップグレード
http://www.movabletype.jp/documentation/mt6/upgrade/
手順まとめ
1.既存環境をバックアップする。
公開環境でいきなりバージョンアップすると、万が一何らかの不具合があったときページが表示されないなどのリスクがあります。
必ずDBやMTの構成ファイル、静的ファイルなどのバックアップを取っておきましょう。
事前にテスト環境でバージョンアップして、不具合が出ないか確認できると安心です。
2.既存のMTが入っているディレクトリと同じ階層に新規ディレクトリを作成する。
ディレクトリ名は後程変更するため、mt-new などわかりやすい名前でよいので仮で作成します。
例)
/home/example/cgi-bin/mt/(←現MT5の階層)
/home/example/cgi-bin/mt-new/(←新MT6用に作成)
3.MT6のファイルをアップロードする。
手順 2 で作成したMT6用ディレクトリに、MT6のファイルをアップロードします。
ファイル数が多いので、時間がかかります。
4.既存のMT5から必要なファイルをMT6用ディレクトリにコピーする。
- mt-config.cgi
- plugins/追加したプラグイン
- mt-static/plugins/追加したプラグイン
- mt-static/support
- themes/追加したテーマ
5.既存MTと置き換えるようにディレクトリ名を変更
※既存のMT5のディレクトリをリネームしてバックアップとし、
新規MT6のディレクトリを現状のディレクトリ名にします。
例)
・現MT5 /home/example/cgi-bin/mt → /home/example/cgi-bin/mt_backup
・新MT6 /home/example/cgi-bin/mt-new → /home/example/cgi-bin/mt
6.いつものURLでMTにログインする
cgiファイルを実行できるようパーミッションを755等に変更します。
アップグレードウィザードが実行され、アップグレード開始されます。
(アップグレード自体はそこまで時間はかかりません。)
アップグレードウィザード終了後、各ブログを再構築して、表示確認します。
再構築エラーや表示不具合がなければ、アップグレードは完了です。
起こりやすいエラー
プラグインのエラー
プラグインを追加している場合は、そのプラグインがMT6に対応しているか開発元を確認しましょう。
また、プラグインを自作した場合も、MT6で動作するかどうか検証しましょう。
※MT6のバージョンアップと合わせてプラグインもバージョンアップすると、プラグインによってはタグの書き換え等の対応が必要になる場合もあります。
MTのコアファイルをカスタマイズしている
内容次第では、バージョンアップでカスタマイズが元に戻ったり、不具合が出る可能性もあります。
変更内容を事前に確認しておきましょう。
テンプレートの記述エラー
単純な記述ミスも再構築でエラーが出ます。
丁寧に作ってあれば問題ないです。
補足
※MT3 や 4 から MT6へのアップグレードは注意が必要です。
ブログはすべて自動的にウェブサイトに変換され作成されます。
その他注意点などを確認しておきましょう。
5.12、5.06、4.37以前のバージョンからアップグレードした後に必要な作業
http://www.movabletype.jp/documentation/mt6/upgrade/refresh.html