対象ブラウザを見直してみる(2019年5月版)
以前の記事から、1年ほど経ちましたので、PCやスマホの対象ブラウザを改めて見直してみました。
[参照] 対象ブラウザを見直してみる(2018年1月版)
対象ブラウザを見直してみる(2018年1月版)
IE はますます減少傾向
現在、Microsoft が公式サポートしている IE は 11 のみですが、シェアはこの 1年ほどで 9.45% から 6〜7% にまで下がりました。
すでに IE11 をサポート対象外としているサービスも多くあります。(Twitter、Slack、Google Fonts など)
また、2018年07月18日には日本マイクロソフトの Microsoft Edge/Internet Explorer(IE)サポートチームが「IE から Edge への移行を改めて呼び掛けるブログ記事」を掲載したことも話題になりました。
[参照]
Internet Explorer の今後について | Japan IE Support Team Blog
Edge に「IE mode」搭載
次期 Edge に IE11互換機能が搭載される予定のようです。
また、Mac OS版も開発中ということで。開発環境の準備をした方がよさそうですね!
[参照]
Chromiumベースの「Microsoft Edge」には「IE mode」あり - ITmedia NEWS
IE 以外のブラウザは?
大きな変更はありませんので、引き続き、それぞれの「最新版」で問題ありません。
スマートフォンについても見直してみました。
Android と iOS のどちらも「サポート終了日」については公表されていませんので、シェアを基準に判断しています。
Android
[参照]
Dashboards | Android Developers
※2019年5月7日までの 7日間に収集されたデータ
1位:6.0(Marshmallow)…… 16.9%
2位:8.1(Oreo)…… 15.4%
3位:8.0(Oreo)…… 12.9%
4位:5.1(Lollipop)…… 11.5%
5位:7.0(Nougat)…… 11.4%
6位:9(Pie)…… 10.4%
7位:7.1(Nougat)…… 7.8%
8位:4.4(KitKat)…… 6.9%
9位:5.0(Lollipop)…… 3.0%
[補足]Android 9 は 2018年8月6日(現地時間)にリリースされました。
7.0 以上がシェアを伸ばしており、根強くランクインしていた 4.4 もとうとう圏外となりました。
日本国内向けのサイトでしたら、『5.1 〜 8.x を対象』とするのが無難です。
4.4 搭載機種自体もそろそろ寿命を迎える頃だと思うので、生活に必要なサイトや古くからのユーザが多いサイトでなければ『6.0 以上対応』でも問題なさそうです。
※別の調査では微妙に数値が違うため、こちらの記事もご参照ください。
[参照]
10台に7台はAndroid - 4月モバイルOSシェア | マイナビニュース
※2019年4月モバイルOSシェア - Net Applications報告
1位:Android 8.1(Oreo)…… 16.50% (増加) ※3月調査時は 15.83%
2位:Android 8.0(Oreo)…… 13.12% (減少) ※3月調査時は 15.09%
3位:iOS 12.2…… 12.85% NEW!
4位:iOS 12.1…… 10.36% (減少) ※3月調査時は 22.53%
5位:Android 6.0(Marshmallow)…… 8.90%
6位:Android 7.0(Nougat)…… 8.48%
7位:Android 7.1(Nougat)…… 6.37%
8位:Android 5.1(Lollipop)…… 4.76%
iOS
App Store - サポート - Apple Developer
※2019年2月24日現在、App Storeで集計
1位:iOS 12 …… 83%
2位:iOS 11 …… 12%
3位:それ以外 …… 5%
iOS は最新バージョンへの移行がとても早く、現在は最新とその 1つ前のみで 95%のシェアを占めているため、この 2つに対応するのが一般的です。
※iOS 10 のサポートを切るかどうかは、アクセス解析の結果や想定されるユーザーでご判断ください。
まとめ
- IE11 は、クライアントとご相談の上、サポート対象外にすることを考慮してもよいかも。
- 次期 Edge の開発情報に注意!!
- Android 4.x は、サポート対象外にしても問題なさそう。