前回ご紹介した「OGP」を設定すると、
Facebookのデータ解析サービス「インサイト」が利用できます。(無料)
「インサイト」を利用することで、ユーザ層やアクセス数を知ることができます。
とても便利ですが、できないこともありますので、
Google Analytics などを併用すると、より具体的なデータが取得できるかと思います。
できること・できないこと
●できること
- Facebookページの解析
- 「いいね!」をしてくれたユーザの具体的な属性情報の取得
- サイトのドメイン(またはサブドメイン)ごとの解析(※要埋め込みタグ)
- 選択した期間でも表示。(デフォルトでは、最新の1週間・1ヶ月のボタン有)
- XLS形式、CSV形式でダウンロード可能。
●できないこと
- サイト内の 1コーナーなど、特定フォルダ以下のページを解析すること
(例)
「http://www.test.co.jp/test1/testtest/test2/」の
「test2」以下のみを解析したい場合も、
「http://www.test.co.jp/」以下まるごとを解析してしまう。 - 個人を特定できるような情報の取得
- 「いいね!」数や「人気記事」の通算ランキング(指定期間内のトップ10位までは可能)
※「いいね!」してくれたユーザーが30人以下の場合、一部の機能が使えません。
設定方法
(1)
インサイトダッシュボード(http://www.facebook.com/insights/)の
右上の緑色のボタン「ウェブサイトのインサイト」をクリック
(2)
サイトのドメインを入力し、プルダウンからアプリを選択。
(3)
表示されるタグを、「いいね!」ボタンがあるHTMLファイルすべてに追加。
※CMSの場合はテンプレートファイルに追加。
<meta property="fb:admins" content=" (アプリID) " />
(4)
右下のブルーのボタン「インサイトを取得」をクリック。
(5)
以上で設定は完了しましたが、
データが表示されるまで1日程かかることもあるようですので、
少し待ってからご確認ください。
インサイトで提供されているデータ
- ユーザ数(日、週、月ごとのアクティブユーザー)
- 「いいね!」してくれた人の総数(新規、通算)
【ユーザーの解析】
- アクティブユーザーの内訳(1日ごと)(ページビュー、表示、いいね、コメント、ウォール投稿)
- 「いいね!」数の詳細(「いいね!」、「いいね!」取り消し)
- 「いいね!」された場所の詳細
- 「いいね!」してくれた人のデータ(性別・年齢、国・市区町村・言語)
- ページの表示数、ユニークページビュー
- 合計タブ表示数(ログインしていないユーザーも含む)
- 外部リンク元
- メディア消費(動画表示数、音声再生数、写真表示数)
- 投稿表示数、投稿への反応(「いいね!」、コメント、ページ全体の「いいね!」解除数)
- 期間内に投稿した記事に対する反応(インプレッション数、反応)
- ページのアクティビティ(「いいね!」した人の投稿に登場した回数)
サイト(ホームページ)
- サイトへの反応(合計、「いいね!」、シェア、コメント)
- Facebook上の分布(ウォールに表示された回数)(合計、「いいね!」記事、シェア記事)
- 外部サイトへの参照トラフィック(合計、「いいね!」クリック数、シェアクリック数)
- 「いいね!」ボタンCTR(「いいね!」数、コメント付「いいね!」)
- 「いいね!」記事CTR
- 記事への反応(「いいね!」記事が「いいね!」された数、コメントされた数)
- 人口統計データ(年齢・性別、言語、国)
- 人気のページ(指定期間内のトップ10位まで)
- 「送信」ボタンCTR(「送信」数、コメント付「送信」)
- 人口統計データ(年齢・性別、言語、国
- 「シェア」記事CTR(「いいね!」数、コメント付「いいね!」)
- 人口統計データ(年齢・性別、言語、国)
- 人気のページ(指定期間内のトップ10位まで)
- コメント率
- コメント記事CTR
- 人口統計データ(年齢・性別、言語、国)
- 人気のページ(指定期間内のトップ10位まで)
※CTRとは
Click Through Rate(クリック・スルー・レート)の略。
クリック率。クリックされた割合。
クリック数÷インプレッション(記事が表示された数)で割り出す。
(参照)
ASCII.jp:Facebookを盛り上げる効果測定とエッジランクの秘密|今日からできるFacebookファンページ制作&運用ガイド
http://ascii.jp/elem/000/000/603/603668/index-2.html