「rel=”canonical”」での重複コンテンツへの対策
重複コンテンツとは、ページの内容が全く同じにも関わらず、URLが異なるページの事です。
例えば、
「http://www.example.com/product.php?item=swedish-fish」といったページが
①カテゴリ毎に別URLになってしまう
http://www.example.com/product.php?item=swedish-fish&category=gummy-candy
http://www.example.com/product.php?item=swedish-fish&category=made-in-sweden
②セッションIDなどの訪問者識別用パラメータが付加される
http://www.example.com/product.php?item=swedish-fish&trackingid=1234&sessionid=5678
その他では、
③印刷用ページなどのように、「同じページ」ではないものの、
「同じコンテンツ」が複数のページで表示される
PC用 → http://www.example.com/123.html
携帯用 → http://m.example.com/123.html
PC印刷用 → http://www.example.com/print/123.html
といった場合などです。
こういった場合、検索エンジンはどのページを登録していいのか迷ってしまい、
サイト運営者が意図しないページをインデックスしてしまう可能性があります。
また、リンクポピュラリティやPageRankが分散されてしまい、SEO的にもよくありません。
そういった場合に、正規のURLを検索エンジンに伝えるのが「rel=”canonical”」です。
③を例にすると、
PC用 → http://www.example.com/123.html
携帯用 → http://m.example.com/123.html
PC印刷用 → http://www.example.com/print/123.html
「PC用」を正式なURLとして登録して欲しい場合、これら3つのHTML内すべてに、
以下のように「rel=”canonical”」タグを記述しておきます。
<link rel="canonical" href="http://www.example.com/123.html">
このように記述をしておけば、href属性で指定したページを正式なURLとして、検索エンジンに伝えることができます。
※ただし、参考として解釈してくれるだけで、必ず従ってくれる訳ではありません。
■注意点■
- head要素のなるべく上部に記述してください。
- 相対URLと絶対URLのどちらでも大丈夫ですが、絶対URLが推奨されています。
- canonical属性については、誤用によるインデックス削除事例が多く報告されています。
設置する際には、必要なページにのみ、href属性にそれぞれ固有のURLを記述すること。
全てのページに「TOPページのURLを指定する」などの事がないように注意が必要です!
[参考:http://www.google.com/support/webmasters/bin/answer.py?hl=ja&answer=139394]