日本でも近々、パンダアップデートが導入される模様です。
パンダアップデートとは、質の低いwebページを検索結果から排除する為に、
Googleが発表した、アルゴリズムのアップデートのことです。
海外のSEO情報に詳しい鈴木謙一さんの「海外SEO情報ブログ」によると
2月下旬にアメリカに導入されたパンダアップデートが英語圏のGoogleにも導入されたそうです。
[参考:http://www.suzukikenichi.com/blog/here-comes-a-big-panda/]
パンダアップデートが導入された場合、良質なコンテンツを提供しているサイトでも
質の低いコンテンツが混在している場合、コンテンツファームと認識されて、評価を下げてしまう懸念があります。
では、質の低いコンテンツとは、一体どういうものなのでしょうか。
いろいろ調べてみたところ、下記のようなサイトが質が低いとみなされる可能性があるようです。
■質が低いとみなされる可能性のあるサイト
- 広告やリンクが多すぎる
- ドメインのオーソリティに頼っている大きなサイト
(信頼度の高いドメイン名やオールドドメインであっても悪質なコンテンツや質の低いコンテンツが含まれている場合もある為)
[参考:http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2008/06/11/3262] - ソーシャルサイトで共有されていない
- トップページへのリンクに比べ内部ページへのディープリンクの比率が低い
- データベース情報を引き出すだけのサイト
(システムで吐き出されたページなどは、似たような内容の重複コンテンツとみなされる可能性がある) - 他のウェブサイトからコンテンツをコピーしてページを自動生成したようなスクレイピングサイト。
- Above the fold(スクロールしないで見ることができる画面の領域)に、広告が多い、コンテンツが少ない
(パンダ・アップデートではAbove the Foldに広告が多いサイトがダメージを受けているという分析があるようです。) - 質の高いページがほとんどない小さなサイト
上記を踏まえて、テクニカルでは事前に下記の対策を行っておく事が効果的なようです。
■対策
- URLの正規化「rel=”canonical”」タグの使用=重複コンテンツ問題の解消に役立つ
[参考:http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2009/03/05/5112] - 不要なページが存在している場合はを記述(インデックスを拒否させリンクをたどらせる)
- titleタグやmeta descriptionタグの重複を修正
現状では、パンダアップデートが日本にいつ導入されるかは未定ですが、
オリジナリ性のある質の高いコンテンツを制作する事は、SEO対策以前の問題であり、
ユーザー視点に立ってサイトを制作する事が一番重要だと思いました。