matsuoオフィスにいる間は、Slackのステータスを自動で会社の絵文字 🏢 にする
TAM ではリモートワーク推進の取り組みをやっていまして、遠隔でのコミュニケーション方法や情報共有のやり方も、いろいろ試しながら模索していっている感じです。
オフィス以外の場所で仕事する機会が増えるとなると、「自分がいま出社しているのか、外で作業しているのか、休みなのか」をチームに上手いこと共有しておかないと、ですよね。その方法のひとつとして、Slack のステータス機能を試したりしています。
Slack のステータス機能
Slack のステータス機能は、こんな感じで絵文字とコメントを設定しまして、
Slack上では名前の横に絵文字として表示され、状況を共有可能です。オフィスにいる間は会社の絵文字 🏢 とかにしておくと良さそう？
ただ、これを手作業でちまちま変更するのは面倒くさいというか、毎日設定するのは絶対忘れてしまいますよね…… なんか自動化する方法はないもんか。
Slack のステータスを API で変更する
Slack のステータスは API 経由で変更可能です。自動化を考えるにあたり、まずはこれを試します。
ドキュメントとかテストとかはオフィシャルのこちら。
users.profile.set method | Slack
APIはシンプルで、https://slack.com/api/users.profile.set 宛に、トークンと以下のような json を投げてやるだけです。
{
"status_text": "出社しております〜",
"status_emoji": ":office:"
}あとは、「いま自分がオフィスにいるかどうか」をなんとかして判定して、自動でAPIを投げるようにすればよさそう…… さて、どうやって判定する？
IFTTT と連携させてみるのはどうか
IFTTT は "if this then that" の略で、複数のウェブサービスなどを組合せつつ、「コレがこうなったらアレをどうする」といったことを簡単に設定できるサービスです。
IFTTT の Androidアプリを使うと、「スマホが特定のWiFiに繋がった or 切れた」をトリガーにした処理を設定できます。なので「スマホがオフィスの WiFi に繋がったら在席中」と判断させて Slack API を投げられないか、試してみました。
- スマホがオフィスの WiFi に繋がったら、Slack のステータスを 🏢 に
- スマホがオフィスの WiFi から切れたら、Slack のステータスを 🍣 に
こんな感じでトライしてみます。
(注: IFTTTのAndroid版アプリで検証しており、iPhone版は仕様が異なる場合があります)
IFTTT を設定
まずは IFTTT のアプリを手元の Android 端末にインストール。
設定はアプリからでも Web からでも可能ですが、Web のスクリーンショットで説明しますと
"New Applet" で新規設定を作成し、"if this then that" の "this" に "Android Device" を選択。
「指定のWiFiに繋がったら」という処理をしたいので "Connects to a specific WiFi network" を使い、
それをトリガーにAPIに投げたいので、"that" には "Webhooks" を指定します。
Webhooks の設定は、私はこんな風にしました
接続タイプが application/x-www-form-urlencoded, body が token=トークン&profile={"status_text":"テキスト","status_emoji":":office:"} で。
以上でOKです。また、「指定のWiFiから切れたら〜」というパターンも、"Disonnects to a specific WiFi network" を使って同様に設定しておきます。
できた
実際にやってみると、IFTTT のタイムラグがあるのでリアルタイムとまではいきませんが、スマホの WiFi の接続状況に応じて Slack のステータスが自動で変わるようになりました！ 出社すると 🏢 に、退社したり昼食で離席したりすると 🍣 となります。
今回はちょっとした実験という感じで、このまま運用できるかというとまた別問題ですが、IFTTT と Slack の組合せは他にもいろいろ応用できそうなので試していければと思います。
TAMとリモートワーク
なお、TAMのリモートワークの取り組みとしては過去にこんなものもありますので、ご参考まで！ (TAMの広報ブログです)
福井でリモートワーク！make.f 『冬の日本海トライアルステイ』を体験してきました。
